QOL + ART クオラート
私たちは愛知県犬山市の築180年の古民家の再生プロジェクトを進めています。
歴史ある建造物を舞台に、日本の伝統や歴史に根ざした文化芸術の発信地として、人々が集える場所にしたい。
犬山焼という300年の歴史を誇る焼き物の窯元の尾関家の母屋(国登録文化財)。
長年放置されて、傷みが激しかったものをヘリテージマネージャーの建築家川口亜稀子さんのご尽力でその一部を修復し、カフェスペースと蔵を改装したギャラリーをオープンするところまで漕ぎ着けました。
そこで皮切りとして、この春、4月5日〜6月9日までオープニング記念展とイベントを行います。
毎週 木~日曜日 10:00~17:00 (※祝祭日は開催 最終日は16:00まで)場所:尾関家「蔵ギャラリー」<入場無料>
〒484-0081愛知県犬山市犬山白山平2
名鉄犬山駅 東口から徒歩15分犬山遊園駅から徒歩12分
私たちは、歴史的に価値のある建物や文化を後世に伝えるべく保存修復だけでなく、地域の文化資産としても活用すべく努力しています。
今回メインとなるのは、645年に創立した犬山の名刹継鹿尾山寂光院の縁起絵と詞書を元にした、日本画と語りです。
この縁起絵は長らく行方がわからなくなっていたものが再発見されたもので、地元でもその物語は忘れ去られておりました。
今回、その失われていた物語りを、絵と語りで、あらたな解釈で発信する計画です。
寂光院は今年、大師堂の建て替えがあり、本年度中に竣工予定なので、そこに飾ることも考えています。
オープニングには、寂光院のご住職もいらっしゃる事になっています。
このイベントを通じて、このプロジェクトを単に尾関家の単独の再生に留めず、犬山全体の地域の歴史や文化を掘り起こし、さらに海外にまで発信する拠点として根付かせたいと思っています。
日本画家の谷中美佳子さんを招き、語り部の田中ふみ枝先生にお願いして、地域の寺院の縁起や伝説をテーマにした展覧会や語り部のイベント、ワークショップなどを行います。
4/29(月)語りの会とアーティストトーク<10:00~12:00 ,14:00~16:00>
[参加費] 3,000円(お茶とお菓子付) 幻の寂光院の縁起物語りが田中ふみ枝の語りで蘇ります。
5/4(土)犬山歴史まち歩きとかまどごはんの会<10:00~13:30 ,12:00~15:30>
[参加費] 3,000円
5/18(土)語りとお茶漬けの会<13:30~16:00>>
6/2(日)室内楽コンサートとお茶の会<13:30~16:00>
6/9(日)日本画ワークショップ<10:00~11:00 >
元々、犬山焼は国宝犬山城の城主であった成瀬家が犬山発の文化と産業を創出すべく、城主の肝煎りではじめられたのが、そもそもの始まりとされています。
現在は、7代目の尾関作十郎が当主を務めていますが、代々、犬山の文化の保護者として地域に貢献してきた家柄です。
そこで、私たちはこの歴史ある建造物を舞台に日本の伝統や歴史に根ざした文化芸術の発信地として、人々が集える場所にしたいと考えています。
昨今、観光地として人気の高い犬山には、海外からの観光客も多いため、日本の文化芸術を外国の方にも体験、発信していきたいと考えています。
今回のイベント企画・運営のコンセプトを明らかにしたうえで、現在、クラウドファンディングにてご支援を募っております。支援者のみなさまには、古民家の見学やカフェの呈茶券、オリジナルの赤絵図柄の手ぬぐい、犬山焼箸置き、犬山焼雲錦フリーカップ、赤絵お茶漬け茶碗、犬山焼赤絵抹茶盌、金襴手雲錦茶盌、谷中美佳子先生の貴重肉筆画作品など様々なリターンをご用意しています。
元々犬山城の城下町として栄えていたが、一時期シャッター街化していたものを、古い街並みを活かす街づくりに力を入れ、今では県内有数の観光地になっています。近年は外国人観光客が増え、ナビタイムジャパン(東京都港区)が2022年12月~23年1月と比較した今冬(23年12月~24年1月)におけるインバウンド観光客の滞在数増加率を発表し、1位は「愛知県犬山市」でした。(2位は「北海道赤井川村」、3位は「長野県小谷村」)
※下記の催しは終了しました。
以降、開催されるイベントは【こちら】
4/5(金) セレモニー<10:00~12:00 >
4/6(土) アーティストトーク<10:00~13:30 ,13:30~15:00>